2020年5月26日
本学会会員の冨澤裕先生(現、University of Washington Assistant Professor)が、ASGE (American Society for Gastrointestinal Endoscopy) Crystal Awards の Research Award を受賞されました。近年ではInternational Service Awardを受賞された田尻久雄特別顧問、井上晴洋理事長、山本博徳理事、Master Endoscopy Awardを受賞された深見悟生先生に続く本学会員のCrystal Awards受賞で、Research Awardでは日本人初受賞という快挙です。ASGEから研究助成を受ける本研究は「米国での胃腸上皮化生の癌リスク層別化と高リスク群に対する内視鏡介入に関する考察」です。本来であれば、例年5月DDW/ASGE総会会期中に開催されるCrystal Awards式典で盛大な授賞式が執り行われるのですが、本年は大変残念ながらCOVID-19のために総会が中止となり授賞式での表彰は行われませんでした。
2020年ASGE Crystal Awards受賞者一覧
https://www.asge.org/home/join-us/crystal-awards-2020
ASGEのウェブサイトに冨澤先生の受賞の言葉が掲載されています。
下記URLからぜひ全文をお読みください。
https://www.asge.org/home/about-asge/foundation/crystal-awards/grant-and-award-recipients
冨澤先生は日本での卒後研修後にメイヨークリニックへ臨床研究のため渡米したのを皮切りに、米国医師免許を取得後に大変な難関を突破し米国大学病院で臨床研修を終え、米国内科専門医及び消化器内科専門医を取得しています。例年一時帰国の折に、国立がん研究センター中央病院内視鏡科を初め国内の施設を訪れ積極的な意見交換をされており、JGES関係各位の日頃からのサポートなくして今回の受賞はないと大変感謝されています。JGES国際委員会としましても、世界を相手に頑張る学会員の更なる活躍を支援し、また次に続こうと意欲のある医師を引き続き最大限支援していきたいと思います。
国際委員会委員長 斎藤豊