竹内 利寿(大阪医科薬科大学病院 消化器内視鏡センター)
栗林 志行(群馬大学大学院医学系研究科 消化器・肝臓内科学)
2025 年 5 月 11 日 (日) ※ 第109回総会 最終日
札幌市教育文化会館/グランドメルキュール札幌大通公園(旧ロイトン札幌)/札幌プリンスホテル/京王プラザホテル札幌
※現時点では未定、上記いずれか
GERDの治療は薬物治療が基本であり、ボノプラザンやプロトンポンプ阻害薬を投与することにより多くの症例で粘膜傷害および症状のコントロールが可能となっていますが、一部の症例では薬物治療抵抗性の症例もみられます。酸分泌抑制薬は安全性が高い薬剤ではありますが、懸念されている副作用もあり、薬物治療が奏功した症例でも長期投与を行う上では必要最低限の投与を心掛ける必要があります。
GERDに対する内視鏡的逆流防止粘膜切除術が保険適用になり、2年以上が経過しました。現在、ESD-G法に関する多機関共同前向き観察研究である「難治性胃食道逆流症患者に対する内視鏡的胃食道逆流防止術の手技の適正化と適応に関する観察研究」が行われており、症例が蓄積されつつあります。ただし、「どのような症例に対して内視鏡治療を行うことが適切なのか」、「切除する粘膜の範囲はどの程度が適切なのか」などは、明らかになっていません。また、機能性胸やけの症例に内視鏡治療を行ってしまうと、症状の改善が得られないばかりか、症状が悪化してしまう可能性があります。機能性胸やけの鑑別には逆流モニタリングが有用ですが、機能検査を施行できる施設は限られています。
本研究会では、内視鏡的逆流防止粘膜切除術に対する各施設の経験をご発表頂き、適応や手技の標準化、治療アウトカムについて議論したいと思います。なお、内視鏡治療以外の選択肢についてもご発表頂き、GERD診療に関する理解を深められたらと考えています。多くの施設からのご発表とご参加をお待ちしております。
800字以内で、演題名、演者名、所属機関名、抄録本文の順に記載し、連絡先(tel、fax、E-mail)を付記して下記のE-mailアドレスへwordもしくはtext形式にてお送り下さい。
◇演題募集締切日:2025年1月31日(金)
〒371-8511
群馬県前橋市昭和町3-39-15
群馬大学大学院医学系研究科 消化器・肝臓内科学
栗林 志行
Tel 027-220-8137
Fax 027-220-8137
E-mail shikokuri@gunma-u.ac.jp