この度、第129回日本消化器内視鏡学会中国支部例会の会長を拝命致しました山口大学大学院医学系研究科 基礎検査学の西川 潤と申します。このような機会を与えて頂き、石原俊治支部長をはじめ中国支部の先生方に御礼申し上げます。本会は山口大学消化器内科学 高見太郎教授が主催されます第118回日本消化器病学会中国支部例会との合同開催であり、高見教授ならびに消化器内科学のスタッフに大変お世話になり、準備を進めております。
本会では、山口大学のご卒業で前日本消化器内視鏡学会理事長の井上晴洋教授(昭和大学江東豊洲病院消化器センター)に特別講演をして頂きます。また、司会は日本消化器内視鏡学会理事長に就任された田中信治教授(広島大学病院 内視鏡診療科)にお願いしております。新旧理事長そろい踏みの特別講演にご期待ください。
ワークショップは「アンメットメディカルニーズへの挑戦」というテーマのもと、十二指腸腫瘍を取り上げます。乳頭腫瘍も含めて、十二指腸腫瘍全般についてのセッションですので、消化管、胆膵両方の先生方からの演題をお待ちしております。また、研修医、専修医奨励賞に加え、中国支部独自のワークショップ、一般演題、実地医家の部門賞も継続致します。是非、多くの演題を登録頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。
皆さまのアクセスを重視して、新山口駅から直結したKDDI維新ホールで開催致します。新型コロナウイルス感染症に悩まされ続けておりますが、何とか皆さまと山口でお会いできるのを楽しみにしております。ご参加の程、宜しくお願い申し上げます。
西川 潤 (山口大学大学院医学系研究科 基礎検査学)
2022年12月10日(土)~11日(日)
KDDI維新ホール(山口市)
〒754-0041
山口県山口市小郡令和1-1-1
TEL:083-902-6727
https://orbit-cs.net/jsge_jges/
2022年7月20日(水)~8月17日(水)
◆ワークショップ(公募)
「十二指腸腫瘍に対する診断と治療の現状」
司会 山口大学大学院医学系研究科消化器内科学 浜辺 功一
松江赤十字病院 消化器内科 串山 義則
十二指腸腫瘍は比較的稀な腫瘍であるとされてきたが、内視鏡機器の発展や病変の認知度向上により、その発見頻度は増加している。十二指腸腫瘍は主に胆膵内視鏡専門医が関わる乳頭部腫瘍と消化管専門医が関わる非乳頭部腫瘍に分けて議論されることが多い。乳頭部腫瘍に関しては2021年に本学会から内視鏡的乳頭切除術(EP)診療ガイドラインが発刊された。EPの適応は,膵胆管内に進展を伴わない腺腫を対象とすることが一般的であるが、その術前診断は必ずしも容易ではない。またEP手技に関してもERCPと内視鏡的切除術の両方の高度な技術を要する。非乳頭部腫瘍に関しては2021年に十二指腸癌診療ガイドラインが発刊されている。それにより診断・治療アルゴリズムも示されている。しかし術前の内視鏡診断や生検診断は難しい。治療に関してはpolypectomyやEMR、ESD、LECSなどの手技の選択について一定の見解が得られていない。
本ワークショップでは,各施設における十二指腸腫瘍に対する診断・治療法やその適応の現状について発表していただき、問題点を洗い出し議論を深めたい。
*優秀演題の発表者と指導者に賞が授与されます。
◆日本消化器内視鏡学会中国支部 研修医奨励賞(公募)
卒後 2 年目迄の初期臨床研修医の発表のうち、優秀演題に賞が授与されます。
◆日本消化器内視鏡学会中国支部 専修医奨励賞(公募)
初期研修終了後 3 年以内(卒後 3-5 年迄)の専修医(後期研修医)のうち、優秀演題に賞が授与されます。 ※研修医奨励賞および専修医奨励賞とも、演題申し込みは 1ユニットから 1題の応募に限定させていただきます。(ユニットとは指導体制が異なるものをさし、たとえば1つの病院で外科と内科、大学なら内科と光学医療診療部とは異なるものとみなします。) ※研修医奨励賞および専修医奨励賞の応募が多数の場合は、一般演題に変更させていただく場合がありますので、あらかじめご了承の上、ご応募ください。
◆一般演題(公募)
「実地医科部門賞」:認定指導施設以外の病院(開業医、クリニックなどを含む)からの演題が対象です。
※「実地医家部門賞」に応募される場合は「一般演題」を選択してください。
山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学(第一内科)
〒755-8505
山口県宇部市南小串1-1-1
担当 橋本 真一
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担当 石橋
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