このたびの消化器病学会と消化器内視鏡学会の東北支部例会は、秋田県の担当で、合同での開催となります。消化器病学会は、秋田大学の飯島克則、内視鏡学会は、市立秋田総合病院の辻剛俊が会長を務めます。この合同開催は、2年前の岩手県の担当の際に東北支部で初めて導入され、今回はそれ以来となります。その後のアンケートで、合同開催に関しては様々な意見が寄せられました。私共としては、合同開催の最も良かった点として、2日間の日程の初日の夕に開かれる合同での懇親会と考えます。懇親会では、東北地区の消化器を専門とする先生方が集まって情報交換をし、また、合同で若手医師の優秀演題の表彰をし、皆で祝福することで、親睦を深めることができると考えています。一方で、合同開催に関しては改善すべき点も指摘されており、今回のプログラムではそれらもできるだけ改善していきたいと思います。
合同開催におけるテーマは、「消化器疾患におけるコラボレーション(協力)」とし、内科医師、外科医師、病理医師など多岐にわたる分野で広く演題を募集したいと考えております。狭い会場での合同開催となりますが、多数の会員の皆様に満足していただけるようにプログラムを企画しますので、多数の演題登録とご参加を心よりお待ちしております。
辻 剛俊(市立秋田総合病院消化器内科 科長/内視鏡センター長)
2020年1月31日(金)~ 2月1日(土)
フォレスト仙台
〒981-0933 仙台市青葉区柏木1丁目2-45
TEL 022-271-9340
http://www.tohoku-kyoritz.jp/g208-e164/
日本消化器病学会東北支部第208回例会との合同開催となります。
2019年10月2日(水)~ 10月30日(水)予定 11月7日(木) 11月12日(火)
※締切を再延長しました
テーマ「消化器疾患におけるコラボレーション」
「低侵襲治療(消化管)」(公募)
外科領域では、ロボット手術や腹腔鏡手術によるが一般化し、治療内視鏡領域ではデバイスの開発やハンズオン開催によってESDが広く普及している。また、外科医と内科医が協力したLECSも一般化してきている。現在行われている各病院での現状や取り組み、治療成績を上げるような取り組みや教育システムなどを報告していただき、幅広い討論をしたいと考えています。
「低侵襲検査(肝胆膵)」(公募)
超音波内視鏡の普及により、EUS-FNAでの術前組織診断、胆管内視鏡による術前診断も普及してきており外科の術式の選択や、化学療法の使用薬剤の選択に大いに役立っている。肝胆膵の手術領域でも腹腔鏡手術が普及し、適格かつ低侵襲での治療が行われている。各病院のEUSや肝管内視鏡を使用した診断・治療の現状や取り組み、工夫などを報告していただき、活発な討論をしたいと考えております。
「薬物による粘膜障害」(公募)
NSAIDsやPPIによる粘膜障害は以前から知られているが、癌治療において使用される薬剤による消化管の障害も報告されている。近年、チェックポイント阻害薬による免疫関連副作用(immune-related adverse event: irAE)では、消化管を含む全身のあらゆる臓器に炎症性の免疫反応が報告されているが、まとまった症例数の報告数は少ない。各施設での症例を持ち寄り、使用薬剤ごとの所見、経過について多数例提示していただき活発な討論をしたいと考えています。
「病理診断の臨床診療への関わり」(公募)
消化器疾患では、腫瘍性疾患、炎症性疾患、感染性疾患などの診療において、病理診断が必要不可欠である。内視鏡所見や手術所見から診断に至らず、病理診断によって臨床医が想定していなかった病理診断なることも経験される。消化器内科と病理医との連携により診断に至った、皆に知ってもらいたい症例や教育的症例を多く各施設から提示していただき、活発な討論を参加者で経験を共有したいと考えています。
恒例となりました消化器内視鏡専門医をめざす若手医師を対象としたプレナリーセッションです。これから消化器内視鏡専門医をめざす初期研修医(1-2年目)、専攻医・専修医(3-5年目)の先生方より演題を募集致します。優秀発表者には1月31日(金)に開催予定の合同懇親会にて表彰並びに副賞が贈呈されます。なお、本セッションの選考に漏れた場合は一般演題として採用します。
東京医科大学消化器内科学 糸井 隆夫
市立秋田総合病院消化器内科
〒010-0933 秋田市川元松丘町4-30
担当:辻 剛俊
TEL:018-823-4171
FAX:018-866-0797
E-mail:ac070289@akita-city-hp.jp
株式会社東北共立
〒982-0001 仙台市太白区八本松2-10-11
担当:小足賢一、千葉孝明、矢作佳織
TEL:022-246-2591
FAX:022-246-1754
E-mail:jsge208_jges164@tohoku-kyoritz.co.jp