井上和彦(川崎医科大学総合臨床医学)
井上和彦(川崎医科大学総合臨床医学)
2013年5月12日(日)13:30~16:30(第85回日本消化器内視鏡学会総会3日目)
国立京都国際会館
上部消化管内視鏡検診の科学的検証と対象集約・標準化をめざして
「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」(祖父江班)の公表後、内視鏡による胃癌死亡率減少効果についていくつか報告されましたが、内視鏡検診による胃癌死亡率減少効果に関する証明はまだ不十分と言わざるを得ません。また、内視鏡検査においても偽陰性(見落とし病変)の問題があり、処理能力の限界も指摘されています。したがって、上部消化管内視鏡検診の普及には内視鏡医の育成、内視鏡診断能・内視鏡技術の向上とともに標準化や対象集約も重要と考えられます。さらに、胃癌のみならず、食道や十二指腸病変への対応も望まれます。
上部消化管内視鏡検診の科学的検証と標準化をめざして、本附置研究会の設置が承認されました。胃がん内視鏡検診の科学的検証を行った上で、食道や十二指腸病変も含め、上部消化管がん検診の対象集約、標準となる方法について明らかにすることを目的としています。
第1回研究会では、今まで行われてきた上部消化管内視鏡検診の科学的検証、ならびに、今後の方向性、また、各施設での上部消化管内視鏡検診の実情をご紹介いただき、実り多い議論がなされることを期待しています。本附置研究会が行うべき臨床研究に関する提案も希望します。多数の応募をお待ちしています。
演題募集は締め切りました。
川崎医科大学 総合臨床医学 井上和彦
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※終了予定:12/2(月) 正午