角谷 宏(東京医科大学八王子医療センター消化器内科)
角谷 宏(東京医科大学八王子医療センター消化器内科)
2014年5月17日(土)14:10~15:50
第6会場(福岡国際会議場 2階 204)
第一回は過去一年の胃静脈瘤に対する内視鏡と経静脈的治療の具体的な方法と成績を全て漏れなく示して頂きます。最近一年の成績をもれなく報告して頂きたいと思います。
その他、ヒストアクリルを用いた治療に関する演題。
胃静脈瘤に対する治療法としてはCyanoacrylate(CA)を用いた内視鏡治療と経静脈的治療であるBRTOが現在広く行われています。
今回胃静脈瘤に対するヒストアクリルを用いた内視鏡治療が保険収載されました。本研究会はヒストアクリルを用いた治療の方法、成績、他の治療法との比較などを検討するために設置された附置研究会です。
ヒストアクリルによる治療には様々な解決していない問題が有ります。手技に関しては注入方法に関する問題、注入濃度に関する問題が有りますし、抜針方法も未だ統一されていません。成績では完全な拾い上げが出来たデータが殆ど有りません。緊急止血率や死亡率、再発率、再出血率や合併症の完全なデータも必要です。
安全に治療するため理論的な根拠やコンセンサスがどうしても必要です。
また、BRTOとの比較ではその成績も重要ですがシャント血管の有無により成績の差が有るのかどうかが重要なポイントになります。
終了致しました
東京医科大学八王子医療センター 消化器内科
角谷 宏
E-mail:kakutani@tokyo-med.ac.jp
TEL:070-6993-7169
FAX:042-665-1796