第106回日本消化器内視鏡学会総会(JDDW2023) 市民公開講座は、JDDW2023開催前の2023年9月3日(日)に、JR岡山駅から徒歩約5分の都市型商業施設「イオンモール岡山」内のイベントホール「おかやま未来ホール」で開催しました。
写真1:市民公開講座 ポスター
写真2:会場 おかやま未来ホール
テーマは『おなかから健康長寿を考える』として、学内より5名の演者の先生、学外より内藤裕二先生をお招きして、講演会(13:00~16:00)とその後の健康相談(16:00~16:30)の二部構成で企画しました。
第106回日本消化器内視鏡学会総会会長の塩谷昭子先生(川崎医科大学 消化器内科学 主任教授)のご挨拶から講演会はスタートしました。
写真3:開会の辞(塩谷会長挨拶)
1.半田 修 (川崎医科大学 消化器内科学 准教授)
胃がんで命を落とさないために
2.松本 啓志(川崎医科大学 消化器内科学 准教授)
大腸がん検診のススメ
3. 吉田 浩司(川崎医科大学 消化器内科学 教授)
すい臓がんを早く見つけるために
4. 仁科 惣治 (川崎医科大学 消化器内科学 教授)
生活習慣が肝臓寿命を左右する~太りすぎとお酒の飲みすぎが肝臓を脅かす~
5. 中野 貴司 先生(川崎医科大学 小児科学 教授)
感染症への備え~新型コロナを経験して
6. 内藤 裕二 先生(京都府立医大大学院医学研究科 教授)
長寿研究から見えてきた腸内細菌と食
医局から4名の先生には、消化器領域でのトピックスをわかりやすくご講演いただきました。また川崎医科大学小児科学の教授であり、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の会長代理である中野貴司 先生には、新型コロナウイルス感染症やコロナウイルスに対するワクチン接種、一般的なワクチン接種のあるべき姿まで詳しくご講演賜りました。最後に、今や腸内細菌研究の第一人者でもある京都府立医大大学院医学研究科教授の内藤裕二先生に、長寿の人が多く住んでいる京丹波市(京都府)の健康長寿の秘訣を探るための疫学調査の結果をわかりやすくご解説いただき、会場からは食に関する質問がたくさん寄せられました。
写真4:会場内の様子
講演会終了後の健康相談では、会場内に相談ブースを設けて、ご講演いただきました6名の先生には窓口となっていただき、多くの市民の皆様からの健康に関するご質問やご意見に対応してもらいました。
写真5:健康相談会の様子
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した後の開催とは言え、参加者の少なかったこと(参加者60名)が少し残念ではありましたが、会場からは活発な質問をたくさん頂戴し、参加者にとっては有意義な市民公開講座になったものと確信しています。
第106回日本消化器内視鏡学会総会 準備委員長
川崎医科大学 消化器内科学教授
梅垣 英次