胃内視鏡検査と同様に予約が必要です。その際、これまでかかった、または、治療中の病気(心疾患、緑内障、前立腺肥大、糖尿病など)や、アレルギーについて医師・看護師に伝えてください。血を固まりにくくする薬や血液をサラサラにする薬を含め現在内服している薬がある場合は必ずお薬手帳を持参してください。医師は、服用薬の一時的な中断や調整が必要かどうかを判断し、適切な指示を提供します。検査中に静脈麻酔を使用する場合には、具体的な内容を医師より説明を受けた上で行います。検査時にポリープが見つかった場合の対応についても事前に医師と確認しておきましょう。
前日の食事は21時頃までとし、野菜などの食物繊維が多い食品は避けるなどの制限がありますが、水やお茶などの飲水は構いません。また、就寝前に下剤の内服もあります。医師や医療スタッフから具体的な指示があります。
特定の下剤を服用していただきます。下剤は腸内の残留物を排除し、検査をより効果的に行うためのものです。下剤の使用方法やタイミングについては、医師の指示に従ってください。下剤服用中も十分な水分を摂ることが重要です。
検査直前には、専用のパンツを使用していただきます。
検査後にも胃内視鏡と同様、医師・看護師からの説明があります。静脈麻酔を使用した場合、検査当日は自動車やバイクの運転は控えていただきます。観察のみの場合は、飲水を少しずつ行っていただいて異常がないことを確認ののち食事が可能です。ポリープを内視鏡にて切除した場合には、食事や運動に関する注意事項について指示を受けてください。静脈麻酔を使用した場合、検査当日は自動車やバイクの運転はできませんので注意してください。
群馬大学 消化器・肝臓内科学
浦岡 俊夫
(2024年3月25日掲載)